5月パッチの本丸はキャラ調整じゃない。ゲームの「お金の流れ」だ
バランスパッチというと、誰がバフされて誰がナーフされたかで語られがちだ。でも今回の5月28日(2026年)のアップデートで一番面白いのは、もっと地味なところ——システムの細則に隠れている。Capcomが手を入れたのはキャラじゃない。プレイヤーの動機づけそのものだ。
投げ抜けが、もう儲からない
これまで投げ抜けは美味しかった。掴みから逃げられるだけでなく、Drive Gauge 10,000とSuper Artゲージの一部までついてきた。要するに、守りでボタンを擦る理由を作っていたわけだ。新パッチはここに手を入れる。Driveのボーナスを5,000に半減し、Super Artの増加はまるごと撤廃。守ること自体は今も有効だが、もうタダ飯ではない。
あわせて、通常投げはパニッシュカウンターかどうかに関係なく、攻撃側に一律でSuper Artゲージ(4,000)を渡すようになった。これまで結果がブレて混乱を生んでいた挙動が、すっきり整理された格好だ。
14キャラ、そして細かい修正の山
調整の対象は14人。Juri、Guile、Chun-Li、JP、そして新顔のAlexまで含まれる。加えてSuper Artの入力まわりの修正もある。地殻変動ではない。ネジを締め直す作業だ。
伝えたいことははっきりしている。リスクとリターンを、もう一度ちゃんと釣り合わせる。Capcomの狙いはそこにある。