FT10こそ本当の試験——長いセットが見抜き、Bo3が覆い隠すもの
アーカイブには26本のエキシビションがあり、その少なくない部分が長丁場のセットだ。Game Newton FT10、そしてTournament of LegendsのAFRO LEGENDS対DamdaiのFT10。大会形式ではない。だからこそ価値がある。
Bo3には間違える時間がない
3本先取では、プランAがすべてを決める。プランAが良く、相手がそれを見ていなければ勝つ。悪い跳びが一度、間の悪いところで出れば負ける。そこで測られているのは操作精度とブレなのに、あたかも実力を測ったかのように発表される。
FT10はプランAを許さない
4本目、5本目あたりから、それまで通っていたものが通らなくなる。面白くなるのはそこからだ。プランBを持っているのは誰か。読まれたと認められるのは誰か。2-6のビハインドで崩れずにいられるのは誰か。Damdaiはその代表例で、彼の長いセットはコンボの講義ではなく、少しずつ調整していく作業の講義になっている。
週に一本しか見られないなら、長いセットを頭から通しで見てほしい。切り抜きが教えるのはひとつの答えだが、FT10が教えるのは、その答えが次の試合でなぜ通らなくなったのかである。二人の思考を1時間読み続けるのに、これ以上近いものはない。